2526  13 郵便局と駐在所

<『さいお』春日井市立西尾小学校開校100周年記念ハンドブック>

 現在、内津に、駐在所ありますが、郵便局はありません。

 郵便ポスト(300番地-1)がたっているのが、わずかに簡易郵便局の面影を残しているのみとなっています。しかし、駐在所も鄒便局も、開設された位置は現在とに異なり、内々神社の近くだったのてす、

 郵便局は、明治5年に集配局として内津郵便局が開局されました。当時、郵便局ができたのが、現在の春日井市のなかでに他に勝川しかなく、内津がこの辺りの中心地になっていたことかわかります。『さかした』によると、初代の局長は9で紹介した前川武左衛門さんで.第4代が7で紹介した鵜飼史郎さんのお祖父さんである源六さん、それから鵜飼秀さん、鵜飼史郎さんと続きます。このころの郵便局は、土地と建物を無償で提供し、事業を委託される形で設置しました。つまり、それができる人が引さ受けたということてす。しかし、この間、中央本線が開通して、無集配局(明治42)となり、戦後、人口、取扱量減から廃局(昭和60)となってしまいました。その後、簡易郵便局が現在の郵便ポストのあるところにできたのですが、小泉首相の郵政改革のとき、この簡易郵便局も廃局となりました。

 駐在所、明治4年に、各村に取り締まりのために置かれました。当時、駐在所が中町橋の内々神社側のところ(林勝己さんのとなの空き地)にあったそうです。現在は189番地に移っています。駐在所というのに、交番とほ同じ役割を果たすのてすが、通常、駐在所員とその家族が住む官舎を兼ねているものを言うのだそうてす

 

 

 

【現在の郵便ポスト】

後ろに見える建物が、かつての簡易便局てす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 郵便制度は、 1871(明治4年) 3月1日、東京、大阪間で開始されたことから始まります。これは前島密の提案によるものでした。警察制度も、 1871年(明治4年)に邏卒が設置されたことから始まります。国家直属の警視庁、各道府県知事が管理する地方警察の体制がつくられていきます。これが戦後になって、警察庁の下に警視庁と道府県警察が置かれました。ちなみに 1948(昭和23) 、消防が警察から独立し、自治体消防制度ができました。